てんかんによる交通事故を起こさないために

てんかんに性格や気質は関係ない

基本的に、てんかんの症状を持っている人に生まれ持った性格や気質は関係ありません。てんかんは遺伝的な原因によって生じるものではないからです。てんかんの原因は医学的に脳に存在する神経細胞の過剰な反応であることが解明されているため、てんかん患者が例外なく持ち合わせている性格や気質などは存在しないのです。
人間の脳は大脳という大きな部位が存在するのですが、大脳の中では日常生活の中で起こった出来事を記憶する分野や、手足を正常に動かすための情報を管理する分野など様々に分かれています。例えば、手足の動きを司る大脳の部分に過剰な神経細胞の活動が始まってしまうと、その部分でコントロールが出来なくなってしまうので手足に痙攣症状が現れてしまいます。これは性格や気質とは全く関係なく、脳がそうさせてしまっているのです。脳に司る特定の部分に過剰な神経細胞の活動があると、それに連動する身体に部分が反応して端から見ると奇異な行動をしているように見えてしまいます。しかし、これは性格でそのようにしているわけではなくあくまでも脳が引き起こす過剰な症状だということをしっかりと周囲が認識しておかなくてはいけません。
また、てんかんと一言で言っても症状は様々に分かれているため必ずしもこうした痙攣症状が起こるとは限りません。例えば、脳の分野でも記憶や言語を司る部分に過剰な反応があるとおかしな言動をとってしまうこともあります。こうした症状を全て一つにしててんかんと総称しますので、周囲にそのような症状を持っている人がいるときにはまずどのような症状が出ているのかをしっかりと確認しなくてはいけません。てんかんは適切な処理を行えばある程度症状を抑えることが出来るためしっかりと医師の診断を聞くことが大事です。